常州下御供佐々楽じょうしゅうくだるおんともささら
8月13日・14日・17日
能代市扇田道地 開道神社・太平山神社
「道地ささら」とも称される能代市扇田道地地区に伝承されるささらです。もともとは名称のとおり、初代秋田藩主佐竹義宣が慶長7年(1602)に常州から秋田への移封の 道中で、足軽が舞い踊ったもので、秋田へ着き、道地に住んだ足軽によって伝えられたと言われています。獅子踊り、棒術、奴踊りで構成され、獅子踊りは三匹獅子で大き な動きと早いテンポで舞われ、棒術は二人により軽快勇壮な組手が繰り広げられ、奴踊りは扇を手に 10人程度が輪になり軽快に踊ります。獅子踊り、棒術、奴踊りには笛 と太鼓の囃子に合せて行われ、獅子踊りには踊りに合わせて唄が入ります。
毎年8月13日、14日道地地区の開道神社、17日は太平山神社で行われます。
また 8月13日には 1年間に地区で亡くなった人の門前で墓前佐々楽も行います。
【参考】『能代市史特別編民俗』2004能代市史編纂委員会